東京大学と開発したカイコを使った免疫力の測定方法
突然、なぜカイコ?と思われるかもしれません。
カイコと人間は外見こそ異なりますが、実は体の仕組みがヒトと非常に似ています。
カイコはヒトの臓器に相当する器官を持っていて、ヒトと同じ病気にかかり同じ薬で治るという特徴があり、病気の治療や新薬開発のモデル動物になっています。そのため、マウスと同様に、ヒトの健康を研究するためのモデル動物として使用されています。
日本は、カイコを用いた研究で世界をリードしており、その成果は病気の治療やワクチンの開発に役立っています。
免疫が活性化すると
筋肉が縮む?!
カイコもヒトと同様に自然免疫を持っていますが、東京大学の研究チームは、免疫を活性化する成分をカイコに注射すると、カイコの筋肉がゆっくりと縮むことを発見しました。
同時に、免疫が活性化するほど、筋肉がより縮むこともわかりました。
免疫活性化成分を注射して筋肉がゆっくりと縮んでいく様子
その仕組みは、免疫活性成分がペプチド (たんぱく質より小さいアミノ酸のつながり)を活性化し、それがカイコの筋肉に作用することで、筋肉が縮むからです。
カイコの筋肉が縮むのは、防衛本能による現象だと考えられています。私たちも、身を守るために、手で顔を覆ったり体が萎縮したりしますよね。
この発見のおかげで、『どの成分が免疫活性力が高いのか』を、迅速に、客観的に測定できるようになりました。
この研究はとても有意義なものでした。私たち人間に免疫活性成分を注射しても、リアルタイムで「あっ、いま免疫力が上がった!」というふうにはいきませんよね。
最も免疫を活性化させた成分が
ブロッコリー多糖体だった
東京大学の研究チームとともに、大量の食品成分をカイコに注射して、圧倒的に免疫活性を高めるものを探しました。研究の結果、最も免疫活性が高い成分として、ブロッコリーから100℃を超える熱で抽出した『ブロッコリー多糖体』を発見しました。
現在では、ブロッコリー多糖体の抽出条件を変えることで、以下のグラフのようにさらに高い免疫活性値を示すこともわかっています。
ブロッコリー多糖体が免疫機構を活性化する強さは、他の成分を大きく上回り、研究者たちも驚く値でした。
詳しい資料を差し上げます
- ブロッコリー多糖体 研究レポート
東京大学との共同研究で発見した免疫効果、臨床報告、抽出方法を解説。 - 免疫応援ブック
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