【生活習慣・行動編】良いお酒 vs 悪いお酒:免疫への影響

適度な飲酒はリラックス効果をもたらし、ストレス軽減や血行促進に役立ちますが、過度の飲酒は免疫機能の低下を招く可能性があります。

良いお酒 vs. 悪いお酒:免疫力への影響

◎ 免疫をサポートする「良いお酒」

  • 赤ワイン(ポリフェノール豊富)
     赤ワインには抗酸化作用のあるポリフェノール(レスベラトロール)が含まれ、適量なら血管の健康をサポートし、免疫力を保つ助けになります。
  • 日本酒(アミノ酸が豊富)
     日本酒にはアミノ酸が豊富に含まれ、血流を促進する作用があります。冷酒よりも**熱燗(50℃前後)**にすることで、体を温め、免疫機能を高める効果が期待できます。
  • 蒸留酒(ウイスキー・焼酎・ウォッカなど)
     蒸留酒は糖質が少なく、適量なら血糖値の急激な上昇を抑えることができます。特に焼酎は適量摂取すると血流改善に役立つという研究もあります。お湯割りにすると体を温める効果も。

× 免疫を弱める「悪いお酒」

  • ビール(大量摂取で血糖値が急上昇)
     ビールは飲みやすいため、大量に摂取しがちです。また、糖質が多く含まれているため、血糖値の急上昇を引き起こし、免疫機能に悪影響を与えることも。飲む量に注意しましょう。
  • カクテル・甘いリキュール系(砂糖が多すぎる)
     甘いカクテルやリキュール類は糖分が多く、血糖値の乱高下を招き、炎症反応を促進する可能性があります。免疫機能の低下を防ぐためには、なるべく控えるのが賢明です。

適量とタイミング:免疫力を守る飲み方

アルコールの適量は、男性で1日あたり純アルコール20g以下(ビール中瓶1本、ワイングラス2杯程度)、女性で10g以下が推奨されています。特に冬は体温を下げないよう、**冷たいお酒よりも温かい飲み方(熱燗・お湯割り)**を意識すると良いでしょう。

また、就寝直前の飲酒は避けるのがポイントです。寝る前に飲むと睡眠の質が低下し、深い眠りが妨げられることで免疫機能が十分に働かなくなります。飲むなら夕食とともに、遅くとも就寝の3時間前までに済ませるのが理想です。

まとめ:免疫力を落とさない飲酒習慣

  • 赤ワインや日本酒(熱燗)、蒸留酒(お湯割り)は適量ならOK
  • ビールや甘いカクテルは飲みすぎに注意
  • 飲む量は男性20g以下、女性10g以下が目安
  • 寝る直前の飲酒は避け、就寝3時間前までに済ませる

飲酒習慣を見直し、免疫力を守る健康的な飲み方を意識しましょう。

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