
ブロッコリーは免疫力向上、がん予防、抗酸化作用などの健康効果を持つスーパーフードです。
そのブロッコリーから、東京大学とイマジン・グローバル・ケアの共同研究によって、免疫力を高める新成分ブロリコが発見されました。
免疫を高めて
元気な体に!
はじめまして。順天堂大学医学部の奥村です。
ブロリコは、免疫力を高めて体を元気にする成分です。
その効果を理解するためには、まずは「免疫のしくみ」を正しく理解しておきましょう。

免疫には「自然免疫」と「獲得免疫」という2つのしくみがあり、これらが病気を防いでいます。

私たちの体内では毎日、「不良細胞(がん細胞の芽)」が発生し、ウイルスや細菌も常に侵入しようとしています。
NK細胞をはじめとする免疫細胞が、病気の原因を素早くみつけて、撃退しています。
免疫が低下すると?
免疫が低下すると、病気の原因が「免疫の網」をすり抜けてしまいます。
例えば、免疫の肝であるNK細胞が弱っている人は、がんのリスクが高いという研究結果もあります。

免疫は、どんな人でも年齢とともに低下し、40代では若いころの約半分、70代では10%程度まで低下すると言われています。

ストレスや生活習慣の乱れ、薬の副作用なども免疫を低下させます。
免疫を高めるには?
免疫を高めるには、食事や睡眠を通じて、低下した免疫細胞を活性化する必要があります。

これまでに、「特定の食べ物でNK細胞などの免疫細胞を強化できるのか?」という研究が行われてきました。

しかし、食べ物で免疫を高めるには、膨大な量を摂取しなければならないことがわかりました。
そこで私が、注目しているのが免疫を効率的に高めることができる「ブロリコ」です。

ブロリコとは?
ブロリコは、東京大学とイマジン・グローバル・ケアが開発した免疫を高める成分です。
ブロリコが免疫を高めるしくみ

出典:研究結果をもとに作成した免疫活性化の推定メカニズム。2023臨床試験(論文投稿準備中),薬理と治療. 50(6):1065-1078(2022),薬理と治療. 40(6):489-494(2012),Frontiers in Food Science and Technology. 2023: 1012121. © Imagine Ogata Seimeigaku Laboratory.ヒト臨床試験:群間比較試験においてブロリコ摂取群ではプラセボ群よりも樹状細胞の活性が有意に高く感冒症状の発症日数が有意に少なかった。
東京大学、大阪大学や神戸大学などの研究者が行った臨床試験では、ブロリコを摂取することで免疫細胞が活性化されて免疫が高まり、免疫低下症状のリスクが低下することがわかっています。
【コラム】免疫細胞のはたらき
NK細胞(ナチュラルキラー細胞)
体内を巡回し、がん細胞やウイルスに感染した細胞を素早く察知し、攻撃する免疫の第一線を担う細胞。
キラーT細胞
一度戦ったウイルスやがん細胞を記憶し、的確に認識して攻撃する、免疫の精密な防衛機構。
好中球
細菌や異物をいち早く感知し、飲み込んで無力化することで、感染の拡大を防ぐ免疫の最前線の働き手。
樹状細胞
ウイルスや異物を認識し、その情報をT細胞に伝えて免疫反応を指揮する、免疫の司令塔の役割を担う細胞。
ブロリコは幅広く免疫細胞にはたらきます。
【ヒト臨床試験】
ブロリコを摂取した被験者の血液検査の結果
ブロリコ摂取による
免疫細胞への効果




【臨床試験】樹状細胞とキラーT細胞(CD8+CD28+T細胞)についてはランダム化比較試験(*p<0.05, N=96,薬理と治療. 50(6):1065-1078,2022,*p<0.05, N=42, 投稿準備中.)NK細胞と好中球については前後比較試験(*p<0.1,N=16, 薬理と治療. 40(6): 489-494,2012)
免疫低下症状の
リスクを下げる
ブロリコを摂取した被験者は、免疫低下に伴う症状*の発症日数が少ないことが確認されています。

*全身倦怠感、寒気、熱っぽさ、疲労、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、のどの痛み、せき、関節痛、筋肉痛などの合計の累積発症日数。
他の成分を
はるかに上回るパワー
ブロリコの最大の特長は、圧倒的な免疫活性です。
東京大学などの測定結果では、フコイダンやβ-グルカンを大きく上回る効果が確認されています。

成分 | 免疫活性値 |
---|---|
ブロリコ | 660 |
アガリクス | 410 |
免疫活性化乳酸菌 | 165 |
ハナビラタケ | 120 |
β-1,3 グルカン | 100 |
β-1,6 グルカン | 38 |
フコイダン | 36 |
ウコン由来多糖体 | 19 |
免疫活性化乳酸菌 | 17 |
レンチナン | 10 |
東京大学とイマジン・グローバル・ケアは各国で
ブロリコの関連特許を取得
ブロリコや抽出技術の革新性は、アメリカ、ヨーロッパなどでも評価されています。
2012/11/20 米国:第8313779号
2013/6/12 欧州:第2133693号
2013/10/25 日本:第5394233号
2014/2/7 日本:第5468750号
2014/3/7 日本:第5491082号
2015/3/20 日本:第5714329号
2019/6/1 台湾:第1660969号
2020/11/5 日本:第6788882号
専門医からも
評価されています。

『巷には免疫に働くといわれている食品や成分の情報が多くあります。こうした状況で私が重視していることは、エビデンス(根拠)をもとに判断することです。どれだけ信頼性のある臨床試験で効果が確認されてきたか、という観点から判断することがとても大切です。この観点から、私は、信頼性の高い根拠をもつ免疫に働く成分として、ブロリコに注目しています。』
ブロリコの摂取方法
東京大学の研究結果から、ブロリコは、ブロッコリーの細胞壁内に存在するため、調理ではほとんど取り出せないことがわかっています。
東京大学とイマジン・グローバル・ケアが開発した特殊技術を使って初めて十分な量を抽出できます。

そのため、ブロリコはサプリメントなどで摂取することが効率的です。
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聞き取り調査結果:2024年9月-2025年2月, N=821, 複数回答


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THE JOURNAL OF BIOLOGICAL CHEMISTRY VOL. 283, NO. 4:2185–2191(2008)
メディア掲載
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