ブロッコリー多糖体の抗酸化作用

ブロッコリー多糖体には、代表的な抗酸化野菜やブロッコリーそのものを上回る高い抗酸化作用があることがわかりました。

抗酸化作用について

活性酸素とは?

抗酸化作用についてご説明する前に、まずは「活性酸素」についてお話しします。

人は、呼吸によって酸素を体内に取り込みますが、そのうちの数%が通常の酸素よりも活性化された「活性酸素」になります。活性酸素はタンパク質、DNA、脂質を変化させる働きがあります。

活性酸素は、白血球からもつくられて病原体やがん細胞を破壊するといったような良い役割をもつ一方で、細胞の中にあるDNAを傷つけることで発がんの原因となるような悪い面もあります。

私たちの体には、活性酸素を消去する働きがありますが、加齢、食生活の乱れ、運動不足、ストレス、喫煙などによって活性酸素を消去する働きが弱まると、つくられる量が消去される量を上回り、多すぎる(過剰な)状態になります。過剰な状態になると、正常なものや必要なものまで傷をつけてしまい、動脈硬化、がん、老化などの原因になることが知られています。

活性酸素を消去する働きが「抗酸化作用」

活性酸素を消去する働きが「抗酸化作用」です。抗酸化力は年齢とともに衰え、活性酸素が多く発生すると働きが追いつかなくなります。

抗酸化作用のある野菜を生活に取り入れることが、健康の維持には重要です。

ブロッコリー多糖体とその他野菜エキスの抗酸化力の比較

ブロッコリー多糖体は、活性酸素を消去する抗酸化作用は、ブロッコリーそのものや他の野菜と比べても高いことがわかりました。