東京大学と開発
免疫力を高めるブロリコって?

ブロッコリーは、免疫力アップ、がん予防、抗酸化作用といった様々な健康効果をもつスーパーフードです。

そんなブロッコリーに「知られざる成分」があることをご存知でしょうか?

その成分こそが、当社と東京大学が開発した「ブロリコ」です。

ブロリコは、免疫力を高める効果や抗酸化作用を持つ特別な成分として注目されています。

東京大学と開発した「ブロリコ」とは?

通常の調理では取り出せない特別な成分

ブロリコは、東京大学と当社が開発した独自の特許技術を使って、ブロッコリーから抽出できるブロッコリーの有効成分です。

免疫力を高める効果が強いのですが、ブロッコリー細胞の細胞壁内に存在するため、調理ではほとんど取り出せません。

東京大学と開発した特許技術を使うことで、初めて十分に取り出せます。

そのため、ブロリコはサプリメントなどで摂取することが効率的です。

免疫力が高いと、体も元気!

免疫のスタート地点は、「自然免疫」

私たちの体には、2つの免疫の仕組みがあることをご存知ですか?

それが、「自然免疫」と「獲得免疫」です。

自然免疫は、私たちの体を守る「最初の防御システム」です。特に、体内で毎日発生しているがん細胞や、外から侵入してくる病原体を、真っ先に見つけて対処する働きがあります。

自然免疫は「獲得免疫」を動かすスイッチです。自然免疫が「ここに異常があります!」と知らせることで、獲得免疫が正確に働き、がん細胞や病原体を効率よく排除できるようになるのです。

自然免疫が元気に働いていると、体内で発生したがん細胞が増殖する前に対応できる可能性が高まります。

自然免疫は、がん免疫療法、感染症のワクチン接種に欠かせない重要な役割を果たします。自然免疫が弱まっていると、その効果が十分に得られません。だからこそ、自然免疫をしっかり守り、その働きを維持することがとても重要です。

自然免疫が弱っていると?

自然免疫が弱まると、体の防御力が低下し、病気の原因が「免疫の網」をすり抜けてしまいます。

自然免疫が弱る一番の理由は加齢です。

一般的に20歳をピークに徐々に減少し、40歳ではその半分、70歳ではわずか10%になるとも言われています。

さらに、大きなストレスや抗がん剤治療の副作用といった要因も免疫力を著しく低下させる可能性があります。

次のデータは、自然免疫で、がん細胞や病原体を攻撃するナチュラルキラー細胞(NK細胞)の活性が低い人と高い人で、がんのリスクを比べた研究結果です。


自然免疫を高めるには?

自然免疫を高めるためには、働きが弱まった体内の免疫細胞たちを活性化して、元気にしてやる必要があります。

ブロリコは、免疫細胞たちに働きかけて活性化させる効果をもつ成分として注目されています。

ブロリコは、様々な免疫細胞の活性化に貢献します。

【コラム】免疫細胞の機能
・NK細胞(ナチュラルキラー細胞)
体内を巡回し、がん細胞やウイルスに感染した細胞を素早く察知し、攻撃する免疫の第一線を担う細胞。
・キラーT細胞
一度戦ったウイルスやがん細胞を記憶し、的確に認識して攻撃する、免疫の精密な防衛機構。
・好中球
細菌や異物をいち早く感知し、飲み込んで無力化することで、感染の拡大を防ぐ免疫の最前線の働き手。
・樹状細胞
ウイルスや異物を認識し、その情報をT細胞に伝えて免疫反応を指揮する、免疫の司令塔の役割を担う細胞。

ブロリコの最新研究

風邪症状の発症を抑える

ブロリコを摂取することで免疫力が高まり、風邪をひきやすい時期でも、風邪症状の発症を抑えることがわかりました。

免疫力を高める効果の比較

ブロリコ開発のきっかけとなった東京大学と共同開発したカイコを使って免疫活性の測定方法では、ブロリコはフコイダンやβ-グルカンをはるかに上回る免疫効果を示しました。

ブロリコのその他の効果(in vitro試験)

・有毒な活性酸素を消去する抗酸化作用

・脂肪細胞での脂肪の蓄積を抑える作用

ブロリコをどうやって発見したの?

東京大学と共同で、カイコを使って免疫力を測定する方法を開発し、その方法を使ってブロリコを発見しました。

実はカイコは、見た目とは裏腹に人と体のしくみが似ていて、同じ病気にかかり同じ薬で治ります。この特徴を活かした研究が進み、病気予防や健康維持の新たな可能性を切り拓いています。

カイコは人と同じく自然免疫を持っていますが、カイコには免疫が活性化すると筋肉が縮む性質があります。さらに、免疫が強く活性化するほど、筋肉もよく縮むのです。

東京大学と当社は、この特性を利用して、フコイダン、アガリクスや乳酸菌などの成分がどのくらい免疫力を高めるのかを測定して比べる技術を開発しました。

東京大学の研究チームと共同で、膨大な種類の成分の免疫力向上効果を比較しました。

その結果、5年の歳月をかけて、ブロッコリーから特殊な条件で抽出した成分が最も免疫力を高めることを発見しました。この成分がブロリコです。

東京大学と共同で取得した特許

2012年11月20日【米国:第8313779号】
2013年6月12日【欧州:第2133693号】
2013年10月25日【日本:第5394233号】
2014年2月7日【日本:第5468750号】
2014年3月7日【日本:第5491082号】
2015年3月20日【日本:第5714329号】
2019年6月1日【台湾:第1660969号】
2020年11月5日【日本:第6788882号】

ブロリコの特徴

東京大学との研究で他の成分を上回る免疫効果を確認
特許取得した自然免疫活性測定方法では、ブロリコは、アガリクス・フコイダン・βグルカンなどを上回る免疫活性を示しました。

ヒト臨床試験で実証
私たちの体内にある免疫細胞を活性化して免疫力を高め、免疫低下症状の発症リスクを下げました。

天然成分
化学合成したものではなく、私たちが日々食べているブロッコリーから抽出した天然成分で、安全性が確認されています。しかし、調理ではほとんど取り出せないため、サプリメント等で摂取するのが効率的です。

・東京大学と共同で抽出特許を取得
日本、アメリカ、EUなど、世界各国で抽出技術の革新性が認められました。私たちの技術を使うと、調理ではほとんど取り出せないブロリコを効率的に抽出できます。

ブロリコは大学教授や専門医からも評価されています。

『巷には免疫に働くといわれている食品や成分の情報が多くあります。こうした状況で私が重視していることは、エビデンス(根拠)をもとに判断することです。どれだけ信頼性のある臨床試験で効果が確認されてきたか、という観点から判断することがとても大切です。この観点から、私は、信頼性の高い根拠をもつ免疫に働く成分として、ブロリコに注目しています。

気になる方へ

以下は、ブロリコに関心のある方が気にされている健康問題です。

イマジン・グローバル・ケアでは、様々な場所でブロリコの情報を発信しています。ぜひ、ご活用ください。

掲載情報

関連論文

・ブロッコリー抽出加工食品の継続摂取によるヒトの自然免疫賦活作用に関する試験
2023年実施、投稿準備中

・ブロッコリー抽出加工食品の継続摂取によるヒトの自然免疫賦活作用に関する試験
薬理と治療.Volume 50, Issue 6, 1065 – 1078 (2022) 

・ブロッコリー抽出加工食品の継続摂取によるヒトの自然免疫賦活作用に関する試験
薬理と治療. Volume 40, Issue 6, 489 – 494 (2012)

・Structural analysis of an innate immunostimulant from broccoli, Brassica oleracea var. italica
Drug Discoveries & Therapeutics. 11:230-237(2017)

・Activation of the Silkworm Cytokine by Bacterial and Fungal Cell Wall Components via a Reactive Oxygen Species-triggered Mechanism
THE JOURNAL OF BIOLOGICAL CHEMISTRY VOL. 283, NO. 4:2185–2191(2008)

メディア掲載

・ライフライン21 がんの先進医療 VOL.53

・がんサポート 2014年10月号