マクロファージの活性化試験

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マクロファージとは?

マクロファージは、体の中で細菌やウイルスなどの異物を食べて破壊する細胞です。免疫システムの一部として働き、体内の「掃除屋さん」とも言えます。異物を見つけるとそれを包み込んで消化し、さらに他の免疫細胞に異物の情報を伝えて、全体の免疫反応を強化します。感染症を防ぎ、傷の治癒を助ける重要な役割を担っています。

試験方法

マクロファージの活性を測るために、一酸化窒素(NO)を指標とする試験があります。まず、マクロファージを培養し、ブロッコリー多糖体を様々な濃度で加えます。一定時間後に培養液を回収します。培養液に対して、特定の試薬を加えて一酸化窒素の量を測定します。試薬はNOと反応して色を変えるので、その色の変化を機器で測定し、一酸化窒素の量を算出します。これにより、マクロファージの活性度を評価します。

結果

ブロッコリー多糖体はマクロファージを直接活性化すること、そして、ブロッコリー多糖体の濃度が高いほどマクロファージの活性も高くなることが明らかになりました。

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