
体内時計が乱れると、病気への抵抗力が低下する
冬は日照時間が短くなり、体内リズム(体内時計)が乱れやすくなります。この体内時計は、私たちの睡眠・覚醒のリズムだけでなく、免疫系の働きにも深く関わっています。免疫細胞は1日の中で活発になる時間帯が決まっており、体内リズムが乱れるとその働きが鈍くなり、感染症への抵抗力が低下してしまいます。
朝起きたらすぐにカーテンを開けて、自然光を取り入れる習慣をつけることが大切です。朝日を浴びることで、セロトニンというホルモンが分泌され、ストレスの軽減や日中の活動の質が向上します。そして夜になると、体内リズムが整うことでメラトニンという睡眠ホルモンがスムーズに分泌され、深い眠りへとつながります。深い眠りは免疫細胞を活性化させるためにも重要です。
寒い朝は窓辺での軽いストレッチをしながら朝日を浴びると良いでしょう。たった5分程度でも、光を浴びることで体内リズムが整い、免疫力を向上させる効果が期待できます。