なぜ自然免疫が重要なのか?
私たちの免疫は、『自然免疫』と『獲得免疫』が協力し、病気に対抗しています。獲得免疫は、「がん細胞」「ウイルス」を狙い撃ちして排除する非常に強力な免疫です。この強力な獲得免疫の攻撃は、自然免疫から始まります。
自然免疫が「がん細胞」や「ウイルス」を見つけ出し、その情報を獲得免疫に知らせることで、獲得免疫の強力な狙い撃ち攻撃が始まります。
自然免疫が弱るとどうなる?
自然免疫が弱っていると、病気の原因が「免疫の網」をすり抜けてしまいます。
自然免疫が弱る一番の理由は加齢です。20歳をピークとして、40歳ではその半部、70歳では10%となります。病気や病気の治療に使う薬の副作用も、自然免疫の低下を引き起こすことがあります。
次のグラフは、自然免疫の要である「NK細胞」の働きが低い人と高い人のがんリスクを調べた研究結果です。
自然免疫を強く保つことが健康長寿の鍵
自然免疫は、獲得免疫を発動させる「起点」になります。自然免疫が正常に働くことで、病気の原因を見逃すことなく発見し、獲得免疫に攻撃を命令することができます。この連携が、免疫力を最大限に発揮します。
そのためには、自然免疫の要である「NK細胞」や「樹状細胞」の働きを支える生活習慣を意識することが重要です。
「ブロリコ」とは?
「ブロリコ」とは、イマジン・グローバル・ケアと東京大学の開発した特許技術(特許第5714329号)を用いて、ブロッコリーに含まれる有用物質を独自に抽出・開発した成分です。新規成分であるため、「ブロリコ」と名付けられました。
「ブロリコ」が
ヒトの自然免疫を活性化することを
世界で初めて発見
私たちは世界で初めて、ヒト臨床試験を通じて、「ブロリコ」がヒトの自然免疫を活性化することを明らかにしました。
自然免疫細胞への働き
ヒト臨床試験において、「ブロリコ」を継続的に摂取していただき、自然免疫細胞の「樹状細胞」や「ナチュラルキラー細胞(NK細胞)」の活性の変化を評価しました。
他の免疫細胞
マクロファージ、T細胞などにも作用。
他の成分との違い
東京大学と共同開発した技術で
自然免疫活性を測定した結果
抗酸化作用
ブロリコをどうやって発見したか?
カイコを使って免疫力を測定する方法を東京大学と開発し、それによってブロリコを発見しました。
免疫を活性化する成分を注射してカイコの筋肉が縮む様子
※ここを押すと、実験中のカイコの写真が表示されます。
東京大学の研究チームとともに、大量の食品成分を試験し、5年の歳月をかけてブロッコリーから100℃を超える熱で抽出した成分に強い免疫活性があることを発見しました。
この成分は新規成分であったため、「ブロリコ」と名付けられました。
新成分「ブロリコ」
日本、アメリカ、欧州、台湾で関連特許を取得
2006年 | 東京大学と研究開始 |
2012年 | 米国:製造方法の特許取得 |
2013年 | 欧州:製造方法の特許取得 日本:製造方法の特許取得 |
2014年 | 日本:成分の特許取得 |
2019年 | 台湾:成分の特許取得 |
2023年 | 神戸大学と研究開始 |
製造特許について
東京大学の研究により、「ブロリコ」は主に細胞壁の内側から抽出される成分であり、家庭で行われる一般的な調理方法ではほとんど抽出できないことが明らかになりました。
そのため、イマジン・グローバル・ケアと東京大学は共同で「ブロリコ」を抽出する技術を開発し、この独自の抽出プロセスに関する特許を取得しました。従来の方法では得られなかった「ブロリコ」を安定的かつ高効率で抽出することが可能となりました。