【ブロリコ】“サーチュイン遺伝子”の発現を増加

細胞実験にて確認された、サーチュイン遺伝子の増加

ブロッコリー由来の健康成分「ブロリコ」を使った細胞実験で、「サーチュイン遺伝子」の発現量が増えることが確認されました。

■ サーチュイン遺伝子(sirt1)とは?

サーチュイン遺伝子(sirt1)は、体内の細胞に存在する遺伝子のひとつで、以下のような働きが報告されています:

  • 細胞内のダメージ修復の調整
  • 炎症の抑制に関わるメカニズムへの関与
  • ミトコンドリア(細胞のエネルギー産生工場)の機能サポート
  • 加齢に伴う代謝やストレス応答への対応

こうした機能から、sirt1は研究分野では「長寿遺伝子」とも呼ばれ、多くの科学者の関心を集めています。

■ 細胞試験でのブロリコの影響

複数の種類の細胞を使った試験において、ブロリコを投与した細胞群では、サーチュイン遺伝子(sirt1)のmRNA発現量が、非添加群と比べて2倍以上に増加しました。

さらに、サーチュイン遺伝子のうち、sirt1だけでなく、sirt3、sirt6の発現量も増えることがわかりました。

グラフに示した実験では、統計的な有意差があり(p<0.01, N=3)、細胞レベルで明確な変化が確認されました。

※詳細は現在、論文化に向けて準備中です。

■ 今後の研究について

今回の細胞実験により、ブロリコが**サーチュイン遺伝子(sirt1)**の発現を高めることが示されました。この遺伝子は、ミトコンドリアの機能維持にも深く関わっており、エネルギー代謝や細胞の老化制御に重要な役割を果たすことが知られています。

また、これまでの研究において、ブロリコが脂肪の蓄積を抑制する作用を示す結果も得られています。サーチュイン遺伝子も脂質代謝の調整に関わっているため、今回の知見は、脂質代謝・体内のエネルギー利用のバランスに対するブロリコの影響を理解するうえで、重要な手がかりになると考えています。

今後は、ブロリコに含まれる成分が細胞のミトコンドリア機能や脂質代謝に与える影響について、さらに詳細な検証を進めてまいります。こうした研究を通じて、ブロリコの生理的意義や作用メカニズムをより明確にし、科学的根拠に基づいた情報の発信に努めていきます。

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