40代から急に増える病気と、免疫の“曲がり角”

年齢を重ねても元気でいるために、今からできること
◆ 「年のせいかな」で済ませていませんか?
「昔より疲れやすくなった」
「風邪をひくと、なかなか治らない」
「健康診断で、数値が少しずつ悪くなってきた」
そう感じたのが40代、50代の頃だったという方は多いのではないでしょうか。
実は、40代を過ぎると、体の中で大きな変化が起こり始めます。
それは、ただの“老化”ではなく、免疫力の変化です。
◆ 「免疫の曲がり角」は、40代後半から
人間の免疫力は、20代をピークに少しずつ下がっていきます。
特に、40代後半からは、がくんと低下することが分かっています。
この“免疫の曲がり角”をそのまま放置すると、
「がん」「感染症」「生活習慣病」など、さまざまな病気のリスクが一気に高まります。
なぜ40代から免疫が落ちるのか?
- 加齢によるホルモンバランスの変化
- 自律神経の乱れ(ストレス・睡眠不足)
- 体内の炎症や酸化ストレスの蓄積
- 運動不足・食生活の乱れ
- 睡眠の質の低下
これらは、じわじわと免疫細胞の数や働きに影響し、
体を守る力そのものが弱くなっていくのです。
◆ 免疫が下がると、どんな病気になりやすくなる?
⚠️ 免疫力が低下して起こりやすくなる病気
- がん(特に大腸がん・肺がん・前立腺がんなど)
- 帯状疱疹(たいじょうほうしん)
- 誤嚥性肺炎
- 慢性疲労症候群
- ウイルス感染(インフルエンザ、ノロウイルスなど)
「病気になってから治す」のではなく、
免疫が落ちる前に“予防”することが大切です。
✅ 今からでも間に合う!免疫力を保つための3つの工夫
🟠 ① 睡眠の「質」をあげる
加齢とともに眠りが浅くなりがちですが、
深い睡眠こそ、免疫細胞を修復・活性化させる大事な時間です。
🛌 工夫ポイント
- 寝る前はスマホやテレビを避ける
- 部屋を暗くして静かな環境に
- 温かい飲み物や足湯でリラックス
🟡 ② 毎日の食事に「免疫の材料」を足す
体を守る細胞も、食べたもので作られます。
野菜・きのこ・発酵食品を意識的に取り入れることが、免疫維持のカギです。
🥗 食材例
- ブロッコリー、にんじん、かぼちゃ
- 舞茸、椎茸などのきのこ類
- 味噌・納豆・ヨーグルトなどの発酵食品
🟢 ③ “がんばりすぎない”心の余白をつくる
ストレスは、免疫力の大敵です。
特に真面目な方ほど、自分を追い込んでしまいがち。
🌿 今日からできること
- 朝5分の深呼吸
- 予定を「詰め込みすぎない」意識
- 自分を責める言葉をやめる
まとめ:年齢は「落ちる」だけではない
たしかに年を重ねると、体の機能は少しずつ衰えていきます。
でもそれは、“備えるチャンス”でもあります。
免疫の曲がり角を知って、対策する人は、将来が違います。
「まだ間に合う」今こそ、体を守る生活を始めませんか?
🔔 今日からできる3つのこと
- 深く眠るための夜の習慣を整える
- 食事に1品、免疫を助ける食材を足す
- 忙しい日こそ、心のゆとりを意識する