免疫とは一体なんだろう?
私たちの体は、日々、病原体やがん細胞といった脅威にさらされています。
その中で、免疫は私たちを守る頼れる防御システムです。免疫のおかげで、私たちは病気にかかりにくく、健康な日常を送ることができています。

免疫が低下するとどうなるのか?
免疫は、若いころは活発に働きますが、年齢を重ねるごとにその力が弱まります。
免疫が弱まると、以下のようなリスクが増加します:
- 感染症への感受性: インフルエンザや風邪、コロナウイルスなどにかかりやすくなります。
- がんの発生リスク: 健康な人でも1日に約5,000個のがん細胞が生まれていますが、免疫が弱まるとそれらを排除できず、がんが進行する可能性が高まります。

また、免疫が低下すると病気への回復力も落ち、健康な日常生活を維持するのが難しくなります。
免疫低下と病気の関係
免疫の低下は、単なる「体が弱る」ことにとどまらず、健康全体に深刻な影響を及ぼす可能性があります。
免疫と病気の関係について、以下に詳しく解説します。気になる項目をクリックしてご覧ください。
免疫の役割
免疫とは、簡単に言うと「自分のもの」と「自分でないもの」を見分け、「自分でないもの」を体から排除して健康を守るしくみです。
「自分のもの」 とは、自分の体を構成する正常な細胞のことで、免疫の攻撃対象になりません。
「自分でないもの」 とは、ウイルス、細菌、花粉や食品由来のアレルゲン、体の中で発生する異常な細胞(ポリープやがんの芽)など、体にとっての異物を指します。これらは免疫によって排除されます。
2つの免疫のしくみ
免疫には 「自然免疫」 と 「獲得免疫」 の2つのしくみがあります。
中でも 自然免疫 は、私たちの体を守る「最前線の防御システム」です。
自然免疫は、ウイルスや細菌、さらにはがん細胞など 体にとって良くないもの をすぐに見つけ、素早く対応します。このおかげで、病気のもとが広がる前に対処できるのです。
さらに、自然免疫は 「この敵が来たよ!」 と 獲得免疫 に情報を伝えます。すると獲得免疫は、その敵に合わせた より強力な攻撃 を準備し、体をしっかり守るしくみを作ります。

例えば、風邪を引いたときに熱が出たり、咳や鼻水が出たりするのは、自然免疫が体を守るために働いている証拠です。熱で病原体を弱らせ、咳や鼻水で異物を外に排出します。このように、自然免疫は毎日私たちの体を守る大切な存在です。
こんな方は注意!
免疫低下のサインとは?
「最近、なんだか体がだるい…」「風邪をひきやすくなった気がする…」そんな方は、免疫が低下しているかもしれません。免疫力が下がると、病気にかかりやすくなるだけでなく、体の回復力も落ちてしまいます。
免疫低下のサイン
風邪や感染症にかかりやすい
→ 以前よりも頻繁に風邪をひいたり、長引くことが増えていませんか?
疲れやすく、回復が遅い
→ しっかり寝ても疲れが取れない、傷や口内炎が治りにくいなどの症状は要注意。
胃腸の不調が続く
→ 腸は免疫の要。下痢や便秘が続く場合は、免疫バランスが乱れている可能性が。
肌荒れや口内炎が増えた
→ 肌の状態は免疫のバロメーター。肌荒れや口内炎が頻発するのもサインのひとつ。
ストレスを感じやすく、睡眠の質が低下
→ 強いストレスや睡眠不足は、免疫力を大きく低下させる原因に。
どうして免疫力が低下するのか?
免疫力が低下する最大の理由は「加齢」です。
年齢を重ねるとともに、免疫システムは徐々に衰え、感染症や病気にかかりやすくなります。実際、高齢者が風邪やインフルエンザにかかると重症化しやすいのも、この免疫機能の低下が関係しています。

以下のページで免疫低下の原因を詳しくまとめました。クリックしてご覧ください。
なぜ免疫を高めることが重要なのか?
免疫は、病気から体を守る第一防衛ラインです。これが弱まると、獲得免疫の働きが間に合わない場合もあります。
- 感染症の予防ができる。
- がんなどのリスクを低減できる。
- 健康寿命を延ばし、年齢を重ねても元気に過ごせる。

免疫は日々の生活習慣でサポートすることができます。バランスの取れた食事や適度な運動、十分な睡眠を心がけるだけでなく、自然免疫を活性化させる成分を積極的に摂取することも効果的です。
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