ブロリコについて

ブロリコとは?

東京大学と開発した特許製法により抽出
東京大学と開発した特許製法により抽出

ブロリコが切り拓く
次世代の健康科学

 「健康野菜の王様」として知られるブロッコリー。その豊富な栄養価は多くの人々に愛され、農林水産省から「指定野菜」に格上げされることが決まりました。そのブロッコリーには、これまで知られていなかった驚くべき健康成分が秘められていたことをご存じでしょうか。それが、今注目される「ブロリコ」です。

イマジン・グローバル・ケアと東京大学
ブロリコの研究

 ブロリコとは、イマジン・グローバル・ケアと東京大学の開発した特許技術(特許第5714329号)を用いて、ブロッコリーに含まれるブロッコリー多糖体などの有用物質を独自に抽出・開発した成分です。新規成分であるため、ブロリコと名付けられました。

 ブロリコは主にブロッコリーの細胞壁内に存在し、通常の家庭調理ではほとんど取り出すことができません。そのため、長い間その存在が見過ごされてきました。しかし、イマジン・グローバル・ケアと東京大学の共同研究によって、ブロリコを抽出する特許技術が開発され、ついにその健康効果が明らかになりました。 

 

ブロリコの分子構造の一種

ブロリコが
ヒトの自然免疫を活性化することを
世界で初めて発見

自然免疫とは?

 自然免疫とは、生まれながらに備わった「第一の免疫防衛ライン」で、ウイルス、細菌、がん細胞を発見して排除する体の防御システムです。

 自然免疫が、体の異常を検知してそれをもう一つの免疫の仕組み(獲得免疫)に引き継ぐことがなければ、強力で精密な免疫反応が引き起こされません。自然免疫が弱っていると体の異常を発見しにくいため、私たちの健康を守るためには欠かすことのできない存在です。

ヒトの自然免疫活性化する作用を
世界で初めて発見

 私たちは世界で初めて、ヒト臨床試験を通じて、ブロリコがヒトの自然免疫を活性化することを明らかにしました。

自然免疫細胞への働き

 ヒト臨床試験において、 ブロリコを継続的に摂取していただき、摂取前後で、自然免疫細胞の「樹状細胞」や「ナチュラルキラー細胞(NK細胞)」の活性の変化を評価しました。

免疫低下による諸症状への働き

 ヒト臨床試験において、ブロリコを継続的に摂取していただき、プラセボ(偽薬)群とブロリコ摂取群で、試験中の免疫低下による発生する症状の日数を比較しました。

他の免疫細胞

 マクロファージ、T細胞などにも作用。

東京大学と共同開発した技術で
自然免疫活性を測定した結果

Frontiers in Food Science and Technology. 2023: 1012121,Drug Discoveries & Therapeutics. 2017; 11: 230-237,
Drug Discoveries & Therapeutics. 2012; 6: 88-93, ©Imagine Ogata Seimeigaku Laboratory.
Frontiers in Food Science and Technology. 2023: 1012121,Drug Discoveries & Therapeutics. 2017; 11: 230-237,
Drug Discoveries & Therapeutics. 2012; 6: 88-93, ©Imagine Ogata Seimeigaku Laboratory.

ブロリコの多様な機能性

抗酸化作用

アンチエイジング(抗老化)で注目される抗酸化作用とは、「細胞を攻撃する有毒な活性酸素」を消去する働きです。免疫の低下を防ぐためには、有毒な活性酸素から免疫細胞を保護することが重要です。

脂肪細胞における脂肪蓄積の抑制作用

脂肪細胞における脂肪蓄積は、体内のエネルギーバランスや健康に深く関わる重要なプロセスです。そのため、脂肪細胞の増加や脂肪の蓄積を抑制する成分の発見は、健康維持において大きな意義を持ちます。

α-グルコシダーゼの抑制作用

α-グルコシダーゼは、血糖値の上昇に関わる酵素です。私たちが食べた糖質(デンプンや二糖類)は、α-グルコシダーゼによって単糖(主にブドウ糖)に分解され、小腸で吸収されます。この過程が血糖値の上昇につながります。

アンジオテンシン変換酵素(ACE)の抑制作用

アンジオテンシン変換酵素(ACE)は、血圧の上昇に関わる酵素です。ACEはアンジオテンシンIを血管収縮物質であるアンジオテンシンIIに変換し、これにより血管を狭めて血圧を上昇させます。

ブロリコをどうやって発見したか?

 カイコを使って免疫力を測定する方法を東京大学と開発し、それによってブロリコを発見しました。

なぜカイコか?
 カイコは見た目とは裏腹に人に似ています。体内動態に共通性があることから、医薬品の効果や毒物・病原体に対する感受性が人に近く、同じ病気にかかり同じ薬で治るという特徴があります。カイコも人と同じく自然免疫をもっていますが、免疫細胞が活性化すると筋肉を収縮させるため、収縮度合いで投与物質の免疫効果の大きさがわかるという特性があるのです。この特性をもとに、『成分の免疫効果』を迅速に客観的に測定できる技術を東京大学と開発しました。

免疫を活性化する成分を注射してカイコの筋肉が縮む様子
※ここを押すと、実験中のカイコの写真が表示されます。
実験では筋標本を使っています。

 東京大学の研究チームとともに、大量の食品成分を試験し、5年の歳月をかけてブロッコリーから100℃を超える熱で抽出した成分に強い免疫活性があることを発見しました。

 この成分は新規成分であったため、「ブロリコ」と名付けられました。

独自成分「ブロリコ」
日本、アメリカ、欧州、台湾で関連特許を取得

2006年東京大学と研究開始
2012年米国:製造方法の特許取得
2013年欧州:製造方法の特許取得
日本:製造方法の特許取得
2014年日本:成分の特許取得
2019年台湾:成分の特許取得
2023年神戸大学と研究開始

製造特許について

 東京大学の研究結果から、ブロリコは主に細胞壁内から抽出しているために、家庭での一般的な調理方法ではほとんど取り出せないことが明らかになっています。

 そこで、イマジン・グローバル・ケアと東京大学は共同でブロリコを抽出する技術を開発し、この独自の抽出プロセスに関する特許を取得しました。この技術により、従来の方法では得られなかったブロリコを安定的かつ高効率で抽出することが可能となりました。 

ブロリコに関する
お問い合わせ

お問い合わせ

イマジン・グローバル・ケア研究所のLINEでは、ブロリコの研究情報、奥村先生の免疫活性チェックや健康長寿に関する情報を発信しています。ぜひ登録して、ご活用ください。

友だち追加