RG-I含有ブロッコリー抽出エキスの効果
他の免疫活性成分を上回る強力な免疫活性化作用!
カイコを用いた免疫活性の測定試験で、一般的に免疫を活性化すると言われている成分と、ブロッコリー抽出エキスを比較しました。ブロッコリー抽出エキスは、他の成分と比べて免疫を大きく活性化することがわかりました。

免疫の司令官であるT細胞の活性化と風邪様症状の発症リスクを下げる効果
ヒト臨床試験の結果から、風邪様(感冒)症状のリスクが低下することが証明されています。
また、免疫系の指令官であるT細胞を活性化することもわかっています。

マクロファージ、NK細胞や好中球を活性化する効果
マクロファージの活性化を確認!(in vitro試験)
まず、ブロッコリー抽出エキスを加えたときに、マクロファージがつくる一酸化窒素の量を測りました。
一酸化窒素(Nitrite)は微生物、ウイルス、がん細胞などに対する防御反応に関係しています。マクロファージがつくる一酸化窒素の量が多いほど、マクロファージがより活性化しているといえます。

※controlは、ブロッコリー抽出エキスを加えていない状態。
NK細胞の活性化を確認!(ヒト臨床試験)
細胞ができた瞬間から外敵を殺す能力をもっているため、「生まれつきの殺し屋」という意味でNK(ナチュラルキラー)細胞と呼ばれています。NK細胞は自然免疫で活躍します。他の細胞の指示がなくても、全身をパトロールし、ウイルス感染細胞やがん細胞を認識して破壊します。
ブロッコリー抽出エキスの摂取によって、NK細胞の活性が上昇する傾向がみられました。

ブロッコリー抽出エキスによる免疫活性化のしくみ
マクロファージを活性化して循環的な免疫反応を起こす!

マクロファージを用いた試験とヒト臨床試験の結果から、ブロッコリー抽出エキスによる免疫活性化は、マクロファージの活性化から始まると考えられます。活性化したマクロファージが、NK細胞、T細胞や好中球といった複数の免疫細胞を刺激して活発に働かせ、免疫系を活性化していると考えられます。
とくにブロッコリー抽出エキスの場合は、マクロファージによって活性化されたNK細胞が今度はマクロファージを活性化し、この循環的な反応が続くことによって、免疫が強力に活性化されると考えられます。
東京大学で明らかにされたブロッコリー抽出エキスの有効成分RG-I
ブロッコリー抽出エキスに含まれるRG-Iが免疫活性作用をもつ
RG-I(RG-Iペクチン様多糖類)は、一般的なペクチンとは異なるユニークな形をしています。RG-Iを含むブロッコリー抽出エキスには、他の植物エキスや多糖類と比べて強力な免疫活性作用があることから、ブロッコリーに特徴的な成分であると考えられています。
こちらがRG-Iの構造です。

東京大学と共同で特許を取得!
私たちは、東京大学と共同で、植物の細胞壁を破壊し、効率的に活性成分をブロッコリー抽出エキスとして抽出する方法を開発して特許を取得しました。
東京大学と共同で特許取得した抽出方法
この特許製法で、ブロッコリーの花芽細胞から免疫活性成分RG-Iを含むブロッコリー抽出エキスを取り出しています。
国際特許も取得
私たちは、世界でも注目を集めるこのブロッコリー抽出エキスの製造方法について、東京大学と共同で、日本だけでなく、アメリカと欧州でも特許を取得しました。
特許(日本国内:5394233, 5491082、アメリカ合衆国:8313779、欧州:2133693)

こうした技術がないと、ほとんどRG-Iを取り出すことはできません。
したがって、ふつうに調理されたブロッコリーを食べても、なかなか免疫を高める成分を取り入れることができません。