がんになる人、ならない人の違いは?

がんになる人、ならない人の違いは?

日本では、いまや2人に1人が“がん”になる時代です。
しかも、がんの多くは“ある日突然”ではなく、10年近くかけて静かに進行していくことが分かってきました。

ではなぜ、同じように年を重ねていても、ならない人がいるのでしょうか?

その違いのカギは、日々の生活習慣にありました。

特に、体を守る力「免疫」に目を向けることが、大切です!

がんになる人、ならない人にははっきりとした違いがあります

最近の研究では、がんになりやすい人にはいくつかの共通点があることがわかってきました。

たとえば:

  • 慣性的な睡眠不足
  • 野菜や発酵食品の不足
  • ストレスをうまく解消できない
  • 体の涼え、血流の悪化
  • 運動不足や孤独感

一方、がんになりにくい人たちは:

  • 毎日しっかり睡眠をとっている
  • 野菜をよく食べている
  • よく笑う、話す、歩く
  • 規則正しい生活が身についている

これらの違いに共通しているのが「免疫力」です。 免疫力がしっかり働いていれば、がんになる細胞を撃退してくれるのです。

この記事では、免疫力を高め、がんをよせつけない体になるための「今すぐできる3つのこと」をご紹介します。


① 深く、いい睡眠をとる

免疫系の細胞は、夜の睡眠中に最も活発に働くことが分かっています。 特に「夜10時〜深夜2時」の間に深く眠れている人ほど、免疫が活発にはたらくといわれています。

【今日からできること】

  • 睡眠前2時間はスマホなどは見ない
  • 温かいお風呂につかって体を温める
  • 毎日同じ時間に寝る習慣をつくる

② たべもので、免疫の気力をやしなう

免疫細胞は活動するのにエネルギーを必要とします。 特に、野菜やキノコ類、発酵食品は免疫を助ける成分を含んでいます。

がん研究でも、ブロッコリーやキノコに含まれる成分が「がん細胞の増殖を抑える」という報告もあります。

【今日からできること】

  • ブロッコリーは冷凍も便利!家に常備
  • みそ汁にキノコを入れるだけ
  • 朝食を「米+みそ汁+野菜」に変える

③ ストレスは免疫を止めることがあります

長期間ストレスを感じていると、体内では「コルチゾール」というホルモンが分泌され、免疫の働きを一時的に停止させてしまうことが分かってきました。

これは、がん細胞の発見が遅れる原因になることも。

【今日からできること】

  • 毎日10分、体と心をゆるめる時間をつくる
  • 数分間の歩行や深呼吸
  • 人と話す、笑う、大声を出す

免疫は、
あなたの体の中にある最高の医師

がんを完全に防ぐことはできません。 でも、がんになりにくい体には、今日からの習慣で近づけます。

免疫は、薬では代わりがきかない「あなたの味方」です。


【今からできること】

  1. 深く睡眠をとる
  2. 野菜と発酵食品を食べる
  3. 心をゆるめる時間を作る