ブロリコ研究

東京大学と開発
ブロリコの研究情報

ブロリコには、免疫活性化や抗酸化作用など、さまざまな効果が確認されています。このページでは、細胞レベルから臨床試験まで、最新の研究結果をご紹介します。

免疫

免疫活性化効果（細胞・動物試験）

他の成分を大きく超えるブロリコの免疫効果

東京大学と共同開発した免疫活性測定法により、ブロリコは他の成分を大きく上回る免疫活性を示すことが明らかになりました。

この測定方法では、ヒトと同じく自然免疫の仕組みを持つカイコに成分を投与することで、その成分がどれほど免疫を活性化するのかを、客観的かつ迅速に評価できます。

マクロファージの活性化

ブロリコは、自然免疫のマクロファージを活性化する効果があります。以下のグラフでは、ブロリコの濃度が濃いほど、マクロファージが活性化されていることがわかります。

【コラム】マクロファージとは？
マクロファージは体内の「掃除屋さん」として、細菌やウイルスなどの異物を取り込んで破壊する細胞です。さらに他の免疫細胞に異物の情報を伝えて、全体の免疫反応を強化します。感染症を防ぎ、傷の治癒を助ける重要な役割を担っています。

免疫活性化効果（臨床試験）

免疫は、がんや感染症などの病気から体を守る仕組みですが、その働きは多くの免疫細胞がチームとなって支えています。異物を見つける細胞、攻撃する細胞、指示を出す細胞が、それぞれの役割を果たしながら連携することで、防御システムが正常に機能します。どれか一つでも欠けると、免疫のバランスが崩れ、病気になるリスクがあがります。

免疫細胞を力強く活性化する

ブロリコは、体を守るために欠かせない多くの免疫細胞を力強く活性化させることが確認されています。

免疫の司令塔となる細胞から、直接攻撃を担う細胞まで、幅広く働きかけることで、本来の免疫力を最大限に引き出す可能性があるのです。

以下のグラフは、ブロリコを摂取した方々の血液検査の結果です。

ブロリコが、さまざまな免疫細胞に広く働きかけることが確認されています。

【コラム】免疫細胞のはたらき
・NK細胞（ナチュラルキラー細胞）：体内を巡回し、がん細胞やウイルスに感染した細胞を素早く察知し攻撃する。
・キラーT細胞：一度戦ったウイルスやがん細胞を記憶し、的確に認識して攻撃する。
・好中球：細菌や異物をいち早く感知し、飲み込んで無力化することで、感染の拡大を防ぐ。
・樹状細胞：ウイルスや異物を認識し、その情報をT細胞に伝えて免疫反応を指揮する、免疫の司令塔。

免疫低下症状を抑える

免疫低下に伴う症状として、全身倦怠感、寒気、熱っぽさ、疲労、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、のどの痛み、せき、関節痛、筋肉痛の発症累積日数を、ブロリコ摂取群と非摂取群で比較しました。

その結果、ブロリコの摂取によって免疫低下症状の発症が抑えられることが確認されました。

糖・脂肪関連

αグルコシダーゼの働きを阻害する効果（細胞・動物試験）

ブロリコは、α-グルコシダーゼの働きを阻害することで、ブドウ糖の生成を抑える効果があることが確認されています。以下のグラフでは、ブロリコの濃度が濃いほど、ブドウ糖の生成が抑制されていることがわかります。

【コラム】α-グルコシダーゼとは？
α-グルコシダーゼは、炭水化物を分解し、ブドウ糖へと変える酵素です。私たちが食事で摂った炭水化物は、この酵素の働きによって糖に分解され、血液中に吸収されることで血糖値が上昇します。​α-グルコシダーゼを阻害するポリフェノール等は、血糖値の上昇を抑える効果が期待できます。

脂肪細胞での脂肪蓄積の抑える効果（細胞・動物試験）

ブロリコは、脂肪細胞において、脂肪の蓄積を抑える効果があることが確認されています。以下のグラフでは、ブロリコの濃度が濃いほど、脂肪の蓄積量が少ないことが示されています。

抗酸化作用

活性酸素を消去する抗酸化作用（細胞・動物試験）

ブロリコには、代表的な抗酸化食材を上回る高い抗酸化作用があることがわかりました。

【コラム】活性酸素と抗酸化作用とは？
活性酸素は、体を守る働きをする一方で、過剰になると細胞を傷つけ、老化や病気の原因になります。本来、体には活性酸素を消去する力がありますが、加齢やストレスでその働きが弱まることがあります。この影響を抑えるのが「抗酸化作用」です。抗酸化力は年齢とともに低下するため、抗酸化作用のある食品を意識的に摂ることが健康維持のカギとなります。

その他

ACEの働きを阻害する効果（細胞・動物試験）

ブロリコは、ACE（アンジオテンシン変換酵素）の働きを抑える効果があることが確認されています。以下のグラフでは、ブロリコの濃度が濃いほど、ACEの働きが抑制されることが示されています。

【コラム】ACEとは？
アンジオテンシン変換酵素（ACE）は、血圧の上昇に関わる酵素です。ACEが働くことで、血管を収縮を促進させ、血圧が上昇します。

抽出方法

東京大学との特許技術
免疫活性化成分ブロリコの抽出法

東京大学と当社は、従来の発想を超えた新たな視点から免疫活性成分の抽出法を研究し、より効率的かつ高純度に免疫活性成分を抽出する画期的な方法を開発しました。

日本だけでなく、アメリカやヨーロッパ等でもこの技術の革新性が認められ、東京大学と共同で特許を取得しました。

抽出方法の比較

これまでの抽出法は単一成分の効率的な抽出に焦点が当てられ、免疫活性に関与する他の成分の相互作用は十分に考慮されていませんでした。しかし、免疫の働きは複数の成分が組み合わさることで最大限に発揮されるという点に着目し、東京大学とともに、従来にない新しい抽出技術を確立しました。

この革新的な抽出法により、免疫をより強く活性化する成分の組み合わせを最適な形で取り出すことが可能となり、これまでにない高品質な免疫サポートを実現しています。

情報発信

掲載情報

関連論文

・ブロッコリー抽出加工食品の継続摂取によるヒトの自然免疫賦活作用に関する試験
2023年実施、投稿準備中

・ブロッコリー抽出加工食品の継続摂取によるヒトの自然免疫賦活作用に関する試験
薬理と治療.Volume 50, Issue 6, 1065 – 1078 (2022) 

・ブロッコリー抽出加工食品の継続摂取によるヒトの自然免疫賦活作用に関する試験
薬理と治療. Volume 40, Issue 6, 489 – 494 (2012)

・Structural analysis of an innate immunostimulant from broccoli, Brassica oleracea var. italica
Drug Discoveries & Therapeutics. 11:230-237(2017)

・Activation of the Silkworm Cytokine by Bacterial and Fungal Cell Wall Components via a Reactive Oxygen Species-triggered Mechanism
THE JOURNAL OF BIOLOGICAL CHEMISTRY VOL. 283, NO. 4:2185–2191(2008)

メディア掲載

・ライフライン21 がんの先進医療 VOL.53

・がんサポート 2014年10月号

最新情報

イマジン・グローバル・ケアでは、様々な場所でブロリコの情報を発信しています。ぜひ、ご活用ください。

当ページでは、研究結果についてご紹介しています。研究には臨床試験と細胞・動物実験があり、それぞれ異なる目的で実施されています。細胞・動物実験の結果は、直ちに人への適用を示すものではありませんので、ご理解のうえご覧ください。